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『新説:鬼娥島』 ネタバレ感想文改良版   (メガ長文)

『新説:鬼娥島』 今年 最後の観劇です。

今回も 長い自己満です。(笑)
日に日に増えるんです。 想うことが。
追加したり 減らしたりしています。
すみません。_(_^_)_

以下 ネタバレ感想文です。

この物語 もっと 長いんじゃないかと思うのです。
2部作にして これだけやってくれても 良かったのに! 
と 思うくらい好きな物語。
えっとね 難解なんですよ。
一度じゃ 分かりませんでした。
が しかし 観れば観るほど おもしろい。

舞台 セットが凝ってました。
水が落ちてくるの。
岩に光が当たっていて その光が きれいでした~。

京が都だった頃の物語。
キーワードは「因縁」って ところでしょうか。
でもね 最初は 愛なんだよ。
愛は  間違えると 狂気になる。

一つ目泣いたら 風吹いて
二つ目泣いたら 橋走る
三つ目泣いたら 夢心地


冒頭の女@良子さんの舞から 泣いてます。
妖艶でした。 すごく 色っぽいの。
最初の舞だけで 泣いてしまいました。

良子さんはね 届く想いが深くなっていくの。
観るたびに もっと もっとって。
ぶっちゃけると こっちの良子さんが 私は好きです。(笑)

女は ただ純粋な恋をしただけなのに。
愛する人の子を産み 一目 会わせたかっただけなのに。
女は 酒呑童子。 
もののけは 人とは 結ばれない。

色んなことが 含まれているオープニング。
朱雀の因縁 
玄武の因縁 
白虎の因縁
2度目からは 涙が止まらずです。

藤原道長@谷口さんは 素敵でしたね~。
声も 姿も。
女と恋に落ちる道長ですが 2人は一緒になれるはずもなく。
記憶も想いも 清明に消されてしまう。
女が 道長のことを考えて 清明にお願いするの。
覚えていることは 「音を聞きたい」。
何かは 覚えていない。

愛する人と別れてしまうことは 仕方のないことだけど。
でも 忘れ去られてしまうのって 苦しい。
想いも すべて 忘れ去られてしまうなんて
やっぱり 耐えられない。

愛する人を失い女は狂う。
彼女に狂い 男達は人を殺めてしまう。

1人は 母を殺めてしまい
1人は 妹を殺めてしまった。

女に会いたくて 母を殺めてしまった天后@徳さん
桃太郎のお供 1号@猿。
徳さん おじさんを越え「じじい」呼ばわりされていました。(笑)
途中 人が変わった様に おもしろキャラになっちゃいますが
最後に やってくれるのですよ。
「桃太郎 鬼娥島に遅れるじゃないか」って 
酒天の刀を探すシーン。
涙が止まらないのだけど 大好きなんだ。

そして 心優しき青年騰陀@村岡さん
桃太郎のお供 2号@犬
村岡さんは 殺陣が素敵なのに 今回は 「かじった程度」設定。
うーん 残念だった。
女に会いたくて 人を殺し 妹まで手に掛けてしまった。
やはり 酒天の刀のチカラなのか。
騰陀は 弱いんだけど 共に戦う事で 「やり直し」を期待する。
「がんばるから かえしてくれよ」
って 桃太郎を亡くし 清明にお願いするの。
「命を終えたモノは 戻る事はない」
って 現実を見るの。
命のやり直しは ないんだよね。
でも 生きてる騰陀は やり直せるんだよ。

もう1人 狂う女がいる。
貴人@戸田佳世子さん
桃太郎のお供 3号@キジ
彼女は 愛する夫道長が 女を愛したのを知っていた。
淋しい女は 男を作っては 殺していた。
彼女も 狂っている。
夜中に 嘘を付く女。

貴人の気持ち 分からなくもないんだな~。(笑)
そう言うの やったことはないけれど あっても不思議ではない。
淋しいは 闇の入る隙間がいっぱいある気がする。

私は 男に逃げることは 好まない。
淋しい気持ちを味わうことは いっぱいあったけど
それができたら 楽なんだろうとも思うけど
やっぱり それは 違うと思う。
孤独は 心のぬくもりじゃなきゃ 埋まらないと思うの。
だから 貴人は何人と寝ても 満足しなかったんじゃない?

最後に 女に譲るの 道長を。
ちゃんとね 想いをもらっていた事に 気づくの。
やり直しは 道長とではないけれど
分かって 手放すって いいな~って 思った。

夜の嘘 を持っている彼らは 四神の3人に因縁をもつ。
そして 酒呑童子にも。
彼女の目は 玄武
彼女の耳は 朱雀
彼女の口は 白虎
「冬の音が聞きたい」3人は 深く関係をしている。

水の青龍@窪寺くん
インパクト大で。(笑)
いきなり飛ばしてくれて 笑いを全部持って行く感じ。(笑)
でも 青龍がいなかったら 前半は救われなかった。
「顔が命の青龍~♪」が 大好きです。
元モデルだけど おもしろいことができる。
窪寺くん 最高です。

火の朱雀@芳賀さん
悪い女が似合います~。←良い意味で~。
毎回 清明へのツッコミがナイスでした。
私が最高!って思ったのは「お前 もう舞台で歌うな!」
でした。
豹変します。優しい人に。
あの素敵さは何でしょう。
天后のお母さんだったあの笑顔は すごく 素敵。

玄武@八巻さん
八巻さんの 流れる様な殺陣 大好き。
八巻さんがいるシーンは 重みがあるというか ズシッてなる。
意味分からないと思いますが 私の感じ方。(笑)
「カメん舞踏会」は 年末ライブも兼ねてなのかと思った。
マリアンヌとピエールと ヨバンストラルフスキー 

名前が不安
の三カメさん かわいいかった。

お父さん 自ら命絶っちゃダメだよ!!と 心で。
自らの命を絶つ。人の弱さの象徴なのかな~って
そんな風に 思いました。
冒頭の2人を寄せるところ 2回目から ずっと 泣きです。

白虎@加藤さん
なんでしょう!あの格好良さは!!
ゲームの中から出てきた様な 格好良さ。(笑)
殺陣が いつもと違って 道具を持たないから。
風が起こるところとか もうなんて かっこいいんだ。
しかし ツバメ一号だったなんて 聞かないと分からなかったです。

ツバメと言えば更史@有田さん
デカッ!(笑)
殺陣が大きくて 豪快でした。
貴人の相手は みんな 鬼になっちゃうのね。

で 桃太郎だよね。大事な桃太郎が 出てこない。
話進んでないね。(笑) 

頼光@洋二郎くんは 欲しくて仕方ないモノを持っている道長を
殺したいと思っている。でも 殺せないの。
ただ 叶わず 悶々としている男。
彼も 心に黒い嘘がある。

道長が抜いた 刀を託された彼。
酒天の刀を持つモノこそ 桃太郎な訳です。
道長は 頼光を見抜いていて 刀を託すの。

悩む顔が 洋二郎くんって感じなんだよね~。
洋二郎くんの こういう顔が好きです。
髪型が 桃太郎だった。(笑)

酒呑童子に 次に狙われたのが 頼光。
頼光に近づき 「すべていらない。奪って」と迫る女。

頼光は 桃太郎として 始める決意をして 女の所に行くんだけど
殺されちゃうの。
私の中では 「え~! 桃太郎 切られたよ~。」と なりまして。
だって 桃太郎って 主人公だと思ってたのに 途中で死ぬとは。

酒呑童子は 桃太郎に 殺して欲しかった。
酒天の刀でしか 彼女は死ねない。
女は 目的のために死にたかった。

頼光を支える仲間がいて。
金時@諒太くん
もうね ビジュアル大好き。鉞がなんて似合うんだろう。(笑)
友情に篤くて まっすぐな男です。
何度となく 涙した 彼の台詞は みんな 熱かった。
「豚汁」には 爆笑でした。

綱@和也様
お友達が 和也様と呼んでいるので そのまんま。(笑)
ダンサーさんです いつもは。
立ち姿が とても キレイでした。
殺陣も さすが ダンスされてるだけあって 格好良かった。
冷静な男。頼光が天下を取ることを願っていた彼も
「頼光のやりたかった事をやる」と お供になります。

道長を恨む道兼@佐久間さん 
ほんとにね~ 小さい男だよ。
佐久間さん 上手すぎ。(笑)

温羅@田口さんは カワイイ妹がもののけになっちゃうの。
兄さんのために意見したら 切られた。
あんまりだよ 騰陀さん。
彼女は鬼になり 生きるために 「夜の嘘」が必要で。
道兼は 7日間 嘘を言い続けるの。
呪いで 殺そうなんて やっぱ 小さい男だよ。

出てないのが 阿倍清明@雅和さん
今回も 黒幕か?って 思ったんです。
スマイルが爽やかなのに 
黒い役が よく似合うのは なぜですか?(笑)
今回の歌も笑わせて頂いて。
玄武と青龍は 日に日に上手くなる気がするのに
清明様は その日によって出来が違うのが 楽しい。
青年隊は あなたがいないと やっていけない~。(笑)
 
道長側にももののけ側にも どちらにも 顔が利く清明。
ハーフだからね。
珠姫を導きます。導く係だったんだよね~。

珠姫@嘉陽愛子さん
ハマリ役じゃないですか。
カワイイ感じで。
途中で 豹変してるっぽいんだけど あれは なんだったんだろ?

そして 最初から見つめている木蓮@繭子ちゃん
繭子ちゃん めっちゃ いいです。
ストーリーテラーなんだけども すごく 落ち着いてて語り口が好き。
黄色い木蓮の花は 
母だった朱雀と 子供だった天后の 思い出の花。
道長と女の 思い出の花。

「この世の終わりは知らないけれど 私は はじまりを忘れない。」
すべてのことに はじまりと終わりがあって。
はじまれば終わる訳で。
でも 終わると また はじまる訳です。
「始まりと終わりは一緒だろ」の女の台詞が 最初理解できず。
後から あ~ なるほどね~。って思いました。

四天王の1人 青龍は あっという間に 死んじゃうの。
彼は因縁がないから。
前半で インパクトを残し さっと消えていく。(笑)

酒天の刀で 切られると 思い出すの。
はじまりを。

小さかった天后と 聞いた 花の声。
「ほら 耳を澄ましてごらんなさい。聞こえるでしょ」
朱雀は はじまりを思い出して死んでゆくの。
すごく 好きな台詞があってね。
「あなたの命は 私の命」
そうなんだもの。
不思議だけれど 彼のためなら がんばれる。
それって すごく自分でも不思議なんだけども。
母とは そう言う生き物なのかな~って 思います。
酒呑童子も また 同じなんだ と思った。

玄武は 騰陀と那風のお父さん。
優しい夜の嘘をついた騰陀と那風を抱き寄せながら
死んでいく。

白虎は 酒天の刀で切られてから おかしくなる。
貴人を思い出しちゃうんだね。
だから 殺れないの。
最後に 道長に 切られちゃうんだけど 一太刀で。
あんなに強かったのに 一太刀かよ って 最初思ったんだけど
違うな~って 思って。
きっと 白虎は貴人が本当に愛している人を知っていたと思うの。
だから 夫の一太刀でなんだと思ったの。
勝手な想像ですけどもね。

耳も目も口も失った酒呑童子は 彷徨います。
会いたかった人に やっと会えるの。道長に。
道長に 自分を殺して欲しかったんだと思うの。
自分を殺して 珠姫を道長に会わせたかった。
最後に 叶うの。
女の願いが。

みんな「冬の音」が聞けたから
きっと しあわせな 死であったんだと 思うのです。

それを 見届ける木蓮。
はじまりも終わりも 木蓮は 見つめていた。


最初に清明が「それがないとはじめられない」
って ラジオをね 出すの。

ラジオってなんだい?と。

これがないと はじまらないんだから
「冬の音」を聞かせられる代物なのか。
なんて 思ったりしました。
物語のはじまり?

正解は 聞いたのだけど 私の胸の内に。(笑)
もうちょっと 分かってから 言葉にしたいと思います。

『鬼娥島』は やり直したいけれど 戻れない話。
やり直しは そう簡単ではない。
難しさの象徴が 桃太郎の死なのかな~とか。
そんなことを考えるのです。

それでも みんな 前を向き 
必死に 彼の成し遂げたかった事をやるの。
みんなが愛した 1人の女の命を終わらせるためなんだけども。

孤独だと思っていた 桃太郎は 
お供が集まっていく中で 孤独ではなくなっていて。
彼のために 共に行かんとする仲間のために
恋をした女のために
自分が変わろうとする。

道長は 思い出したの。
「忘れたら 思い出せばいい。」
忘れていた想いを 思い出したの。
だから また はじめられた。

大地に はじめに何を創るか。
はじまりに 花をつくるの。
黄色い木蓮の花。

「あなたが 笑顔になるように」

木蓮の花の中に立つ桃太郎は 笑顔なの。

笑顔になれるよ いつでも。
どんなに辛い事があっても 人は また はじめられる。

どんなに辛くて苦しい想いがあっても
人は また 恋をする。

時間は戻せないけれど また はじめればいいんだ。
って そう思う エンディングでした。

みんなが お花で 紙吹雪のシーン。
光もキレイで すべてを持って行かれた。
『鬼娥島』大好き。 

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コメント

木蓮が 黄色の 木蓮なのか。。。(〃_ _)σ∥

つまり 私の 感想は ほぼ あってたんだな
普通 木蓮って白だから 勘違いするよ~

ってか それなら 衣装に タマキくらい 黄色の着せたらわかりやすいのに…

投稿: マキ | 2008年12月25日 (木) 15時38分

>マキさん

珠姫は 黄色に羽織り着てたよ。
そして 黄色い花が ついていました~。

投稿: ともこ | 2008年12月25日 (木) 21時54分

タマキが黄色いのは 覚えてます

木蓮は 違ってたから~

黄色い花ではないよね?
私 なんか 読み違えてる?

投稿: マキ | 2008年12月25日 (木) 23時30分

もともと 黄色じゃないよね?>木蓮
イメージなんだと思う。
希望の色って感じで 私は受け取ってる。

投稿: ともこ | 2008年12月26日 (金) 19時07分

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